元北京五輪柔道金メダリストで元MMAファイターの石井慧(37)が、俳優業をスタートさせた。
米WWEの「ザ・ロック」ことドウェイン・ジョンソン(52)がマーク・ケアー役を演じるハリウッド映画『The Smashing Machine』に出演する。
同作にはボクシングの世界ヘビー級4団体統一王者となったオレクサンドル・ウシク(37=ウクライナ)も出演することになっている。
The Smashing Machineはどんな物語
総合格闘技「UFC」の元チャンピオンでレスリング出身のマーク・ケアー(米国)の生涯を描いた伝記映画
ケアーはアマチュアレスリングで実績を積んだあと、1997年に総合格闘家デビュー。同年、UFC初参戦を果たすと、UFC 14ヘビー級トーナメントで優勝した。
2000年には、PRIDE GRANDPRIX 2000に出場し、決勝トーナメント2回戦で日本の藤田和之と対戦。0-3の判定負けとなり、キャリア初の黒星を喫した。引退後も、MMAのパイオニアとしてその名を歴史に残している。
物語はケアーの栄光とキャリアと鎮痛剤依存による苦悩、恋人のアルコール依存、マーク・コールマンとの友情などが描かれており、主演を演じるジョンソンは「ザ・ロック史上最もドラマチックな企画かつ役柄だ」と評価されている。
この映画は特殊メイクにより別人と化した、ジョンソンの姿も注目されている。
石井慧の役は?
石井慧の配役については、まだ発表になっていなく不明である。
石井は今回の映画出演についてのインタビューで、相変わらずの石井節を披露していた。
「ひと言で言うなら『驚き、桃の木、ストラッサー起一、減量頑張れ!』ですね。日本の俳優さん、ごめんなさい。先いっちゃいました(笑い)」
石井は今年3月に格闘家を引退、今後は「一番住みやすい」と感じている福岡を拠点にする予定だ。
「そこでお花屋さんでアルバイトをしようと思っているんです。花の名前や育て方の勉強ができるじゃないですか。だから福岡に引っ越したらアルバイト雑誌を買って面接を受けるつもりです」今後の展望として俳優への挑戦も語っていた。
しかし、他方では俳優業への挑戦も語っており、今回の映画出演後にどうなるかは謎である。
ウシクはイゴール・ボブチャンチンを演じる
ウシクの役どころは、ケアーのライバルとなるウクライナの総合格闘家イゴール・ボブチャンチン役を演じるという。
これについて主演のジョンソンは自身のインスタグラムで歓迎のコメントを投稿している。
「チャンピオン、私のあごを殴らないで。新たに無敗の4団体統一ヘビー級王者となったウシクが『ザ・スマッシング・マシン』のキャストに加わってくれるのは光栄だ。ウシクはケアーと歴史的なファイトを繰り広げた実在のウクライナ総合格闘技界のレジェンド、イゴール・ボブチャンチンの役を演じる」
ウシクの放つボブチャンチンの代名詞ロシアンフックは見ものである。
公開日は?
映画『The Smashing Machine』は撮影開始になったばかりの様で、日本での公開日は発表になっていません。
3月にエミリー・ブラントに出演交渉しているとう情報が流れたり、5月に撮影開始になり、特殊メイクをしたジョンソンの画像が公開になったばかりなので、予告動画の公開もまだ先になりそうです。
事前情報でウシクや石井の演じている動画が解禁されるか楽しみに待ってみようと思います。
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