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今井絵里子議員 国会質疑での手話に批判、過去には賞賛の声も

時事

自民党の今井絵理子参院議員が3月18日の予算委員会の集中審議に立った。今井氏は冒頭、能登半島地震の被災者に対し、お見舞いの言葉を手話を交えて述べたあと、岸田文雄首相らに被災地での障がい者支援のなどにについて手話を交えながら質問した。

 その様子を国会中継で見た視聴者からはSNS上などで批判の声が多数あがった。昨年7月の自民党女性局の議員のフランス研修での批判も再燃され、今回の「手話を姑息なアピール」と言った言葉を筆頭に、議員としての適性を疑問視されている。

 しかし、今井議員が4年前に参議院本会議で初めて手話による質問を行ったときは、国会初の試みとして注目され、SNS上でも称賛や今後に期待する声が多数上がっていた。 

 今井議員が手話を始めたきっかけは、2004年に生まれた第一子の先天性難聴(高度感音性難聴)だったことである。その後自身も長男と共に手話言語を獲得。聴覚障害の子を持つ親として、NHK「みんなの手話」の司会、聴覚障害者関連の福祉イベントへの参加や講演会などを長きにわたって実践してきている。

 参議院議員当選後は障害のある子を育てた自身の経験を元に特別支援学校の教育環境の改善、雇用改善など障害者との共生社会の実現に向け活動してきた。

現在のネット社会の風潮からすると、一度批判を浴びた著名人のイメージは、いつまでもSNSで蒸し返すことができるため、完全に払拭することは難しい。

 今井議員が自身への世の声を変えていくには、掲げるている障害者政策の実現を一つ一つ積み上げていくことであろう。

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