話題のニュースから、ニッチなことまで

スキマ時間の暇つぶし

トルコ統一地方選で野党が勝利 エルドアン大統領に大打撃

時事

31日に投開票されたトルコ統一地方選挙は、最大都市イスタンブール、首都アンカラなど多くの市長選で野党が勝利し強権的なエルドアン政権には大打撃となった。

 今回行われたのは、81の県庁所在地の市長などを選ぶ統一地方選挙。イスタンブール市長選は開票率約99%の時点で国政最大野党の共和人民党(CHP)の候補で現職のイマオモール氏の得票が約51%、国政与党の公正発展党(AKP)のクルム氏が約39%。首都アンカラの市長選もCHPの現職候補のヤワシュ氏が勝利した。他の市長選などを含めた全体得票でもCHPはAKPを上回った。

 2002年のエルドアン政権にとって発足以来の大打撃となった。今回敗因は長引く高インフレのなか低迷する経済状況や昨年2月のトルコ・シリア大地震後の復興への遅れに対する国民の不満が反映されたとみられる。

 エルドアン大統領は4月1日アンカラで支持者を前にして「望んだ結果は得られなかった」「今回の結果を真摯に受け入れ大いに反省する」と敗北宣言をした。

 政治的分断が続くトルコ国内であるが、エルドアン政権の今後の対応が注目されます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました