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韓国総選挙開始 ねじれ国会、台頭する第三勢力、混沌とする選挙戦。

時事

3月28日から開始になった韓国総選挙で2大政党の保守系与党の「国民の力」、進歩系野党の「共に民主党」が争う中、新党「祖国革新党」が第三勢力として支持を拡大してきている。

 「祖国革新党」は文在寅ムンジェイン前政権時代に法相を務めた曺国氏チョグクが今年3月に立ち上げた新党。氏は法相時代の2019年に検察改革を進め、当時検事総長だった尹錫悦ユン・ソンニョル大統領と対立した。検察は氏の娘の不正入学疑惑などを捜査し、氏は法相を辞任、懲役2年の実刑判決を受け最高裁に上告している。

 大統領と対立する氏の新党結成に対して復讐目的と批判の声も上がるが、政権に審判を下す選挙であることを強調、野党系支持層のなかの40~50台の中からの特に多くの支持を獲得している。

 現在の韓国国会は大統領の与党「国民の力」の議席が過半数に及ばず、「共に民主党」が最大野党の「ねじれ国会」である。しかし、3月22日に発表された世論調査の支持率では、国民の力が34%、共に民主党が33%と与党が優勢。

 「祖国革新党」は小選挙区に候補者を出さないが、比例代表では20名に候補者を擁立、10議席獲得を目標としているが、目標を上回るのではとの声も上がっている。

 4月10に投開票が行われる韓国総選挙だが、混沌とした情勢に「祖国革新党」がどのような楔を打ち込むのか注目して行きたい。

 

 

 

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