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始まる『医師の働き方改革』 必要なのは看護師の待遇改善か?

時事

4月1日に始まる『医師の働き方改革』。医師の業務負担を減らし労働環境を改善する方策の一つとして『タスクシフト』が各地の医療機関で導入されているが、実際には思うように勧めらていない現状がある

『医師の働き方改革』とは

『医師の働き方改革』には医師の勤務時間外労働は原則年間960時間の「時間外・休日労働の上限規制」と時間外労働の上限を超えて働く医師に対する「追加的健康確保措置」が適用される

 医師の業務負担の改善策として挙げられている方策の一つ。特に胃瘻のチューブ交換や薬剤量の調整など38項目を行える特定看護師の導入が進められている。

特定看護師導入の課題

特定看護師になるためには指定されている大学や病院で250時間の研修や実習が必要であり、慢性的な人で不足や研修のために長期間勤務地を離れなければならない地方の病院では、看護師に研修を受けせれることができず導入が進んでいないのが現状である。

 特定看護師に手当を支給するするといった特別な支援制度もないため、研修を受けるのも看護師個人の意欲頼みの面もある。

 特定行為を行うということは、通常の看護業務より処置の侵襲度が上がるということである。それに伴い合併症のリスクも高まるため、看護師の賠償責任保険の見直しも必要になるかもしれない。

 『医師の働き方改革』を推進するためには、早急に看護師の待遇改善に取り組む必要があるのでないか?

 

 

 

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