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江差高等看護学院パワハラ問題 鈴木直道知事の誠意とは?

時事

立江差高等看護学院の男子学生が2019年に自殺した問題で、教員によるパワハラとの因果関係を巡って道側が「死亡という結果に対する賠償はできない」と遺族側に回答していたことがわかりました。

この問題では第三者委員会が教師によるパワハラを認定し、自殺との相当因果関係を認める調査報告をしました。これを受け、昨年5月道の担当者や知事が遺族に謝罪しましたが、その後、同10月に示談交渉で因果関係を認めないとする考えを示した。道は自殺の賠償には応じない考えを示しています。

遺族側は今年一月、賠償額の減額を提案したが「死亡という結果に対する賠償はできない」と回答。第三者委員会の調査報告に基づき道が事実を認める部分のみの和解提案にも道は一切応じないとした。

 遺族側は、昨年5月の道の謝罪について「何に対する謝罪であったのか」と求める文書を送り、一カ月以内に回答するように求めている。

 鈴木直道知事は5日の記者会見で「双方の代理人弁護士との間で、協議を行っている案件です。具体の内容についてはコメントを控えたい」「引き続き誠意をもって対応していきたい。最終的には私としての判断になるわけですけれどもしっかり適切に対応していきたいと考えています」とコメントしている。

 鈴木知事はこれまでも「誠意を持って」「丁寧かつ誠意を持って」とことあるごとに「誠意」という言葉を繰り返している。

 夕張市長時代の財政破綻に対する政策や、コロナ禍初期の北海道独自の緊急事態宣言など、前例ない判断をしてきた鈴木知事である。今回の問題に対しても、真に亡くなった学生やその遺族の立場に沿った「誠意」ある判断を下すことを期待したい。

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