今話題の俳優水上恒司さん。
最近では映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』とで日本アカデミー優秀主演男優賞し、今後も映画『八犬伝』『劇場版 アナウンサーたちの戦争』『本心』と出演作が続きます。
そんな水上さんですが、過去には所属事務所の退社と改名騒動がありました。
ちょっときになったので、その辺について調べてみました。
水上恒司の経歴
まずは水上さんの経歴を追ってみました。
甲子園を目指し野球に熱中していた
福岡県福岡市出身の水上さんは、小学校2年生から野球を始めました。
中学1年生の冬に後に所属することになる芸能事務所スパイスパワー(スィートパワーの男性部門)からスカウトを受けます。
その後5年間スカウトを受け続けるますが、甲子園を目指して野球に取り組んでいた水上さんは、スカウトを断り続けます。
長崎創成館高等学校の野球部に所属していました。
創成館高校は甲子園に夏4回、春4回出場している長崎の強豪校です。
水上さんは副キャプテンでキャッチャー。イケメンキャッチャーで地元では当時から話題になっていたそうです。ただし、残念ながら甲子園には出場できませんした。
創成館高校の野球部が所属するアスリートコースは、「専門競技に特化し大学進学を目指す」「本気でプロ選手を目指す」「全国で通用する選手を目指す」という目標を掲げています。
当初水上さんも高校卒業後は野球を続けるために、大学に進学し社会人野球の道を目指していたそうです。
演劇に目覚める
2017年、高校3年生で野球部を引退した水上さんは、演劇部の顧問の先生に誘われて全国高等学校演劇大会九州ブロック大会に出場します。『髪を梳かす八月』という作品で特攻隊員を演じ、優秀賞を受賞しています。これをきっかけに「役者になりたい」と思うようになったようです。
長年続けていた野球を辞めてまで役者の道を目指したことから、この経験は水上さんにとって大きな転機だったのでしょうね。
岡田健史としてデビュー
俳優の道を志した水上さんはスカウトを受けていた芸能事務所スパイスパワーに「岡田健史」の芸名で所属します。
2018年10月放送のテレビドラマ「中学聖日記」に主人公の相手役として俳優デビュー。
500人のオーディションから選ばれています。
その後の水上さんの主な経歴を挙げてみると
- 2019年ドラマ『博多弁の女の子は可愛いと思いませんか?』でドラマ初主演
- 2020年は4本のドラマで主演し、4本の映画に出演する。
- 2021年NHK大河ドラマ『青天を衝け』に出演
- 2021年映画『望み』『弥生、三月‐君を愛した30年‐』『ドクター・デスの遺産‐BLACK FILE‐』の三作品で第44回日本アカデミー最優秀新人賞
事務所退所と改名
俳優としてデビューして3年で目覚ましい活躍をしていた水上さんですが、2021年5月、当時の所属事務所・スウィートパワーとの契約解除を求めて裁判所に仮処分を申し立てます。
なぜ事務所退所を希望した?
当時スウィートパワーでは所属タレントの退所が相次いてした様です。
その理由として一部週刊誌では、「事務所社長によるパワハラ疑惑」「最初の一年間は給料❝ゼロ❞」活躍後も「月給手取り15万円」が挙げられていました。
真偽は定かではありませんが、デビュー1~2年目はしょうがないとして、2020年以降の活躍を考えると搾取されていたと考える可能性もありますね。
所属事務所と和解、退所、改名
スウィートパワーとの裁判は和解。2023年3月末まで事務所に所属することになっていたのですが、2022年8月に事務所との契約が前倒しで終了し、同年9月から本名の「水上恒司」として活動していくこととなしました。
なぜ改名した?
スウィートパワー退所後「岡田 健史」から改名し本名の「水上恒司」で活動していくととなった水上さん。
なぜ改名したのでしょうか?
所属事務所が変わることで、使っていた芸名が使えなくなり、タレントが改名をして再スタートを切るケースは珍しくありません。
事務所の圧力などで改名することが多いそうですが、水上さんの場合はチョット事情が違うようです。
一部報道によると、芸名の“岡田”という苗字が、確執が報じられた前事務所の社長の苗字と一緒だからと言われています。
事務所から離れるタイミングで、以前の名前を捨てて、心機一転やり直したいということなのではないとも言われていました。
水上さんを最初に見出し、熱心にスカウトしていたスウィートパワーの社長にしてみたら皮肉な話ですね。
その後の活躍と今後に期待
事務所退所、改名後の活躍も目覚ましく。NHKの朝ドラ『ブギウギ』に出演し、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』では日本アカデミー優秀主演男優賞を受賞しています。
ドラマ、映画の出演作が続く水上恒司さんが俳優としてどこまで登り詰めるか考えるとワクワクしてきますね。
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