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『その着せ替え人形は恋をする』単行本13巻 感想、レビュー (ネタバレ含む)

漫画・アニメ

※)投稿者の個人的な感想です。

引用元:https://magazine.jp.square-enix.com/

5月24日に発売となった単行本13巻。本編の第96話から第102話までを収録。

海夢と新菜がハニエルの衣装を引っ提げて、ついに冬コミにデビューしますが、物語中最高の盛り上がりと、最大の波乱の幕開けとなりました。

理想の素材を手にいれてハニエルの衣装を完成させた五条君。海夢と一緒に初の冬コミ参加。

前日五条君の家に集まった二人。五条君は海夢にハニエルの衣装への思いを打ち明けます。この時はまだ「俺が表現したいハニエルは、喜多川さんがいれば必ず完成します」と二人で力を合わせて完成させる気でいます。

海夢に「虜にさせるように振る舞って下さい」と言っておきながら、海夢を虜にさせてるのはお前だろ!とツッコミたくなります。膝を突き合わせて座っている海夢の顔が、すっかり虜になってるし。

冬コミ始まる前までは、いつものコスイベントに参加する感じで、五条君に写真を撮ってもらうつもりだった海夢。

ハニエルの衣装が出来上がるまでの、五条君の葛藤が長い前振りになっていたので、こうなることは予想していましたが、ついに海姫がそのポテンシャルを大いに発揮しましたね。

引き出したのは五条君ですけど。

衣装もすごいですけど、「天命」に描かている作者の意図を読み解き、見事にハニエルの演出へと昇華させました。

感極まった旭が「姫~!」と絶叫。囲みに広がる「姫」コール。彼女はこの時のためにいたのかと思うほどのイイ働きでした。

しかし、多くの人に囲まれて、目線を求められて、虜にするように振舞っているのに、思い描いているのは五条君ただ一人だけなんてとても素敵ですね。

大盛況に終わったハニエルコスですが、コス以外は相変わらず初心者感丸出しでしたけど、そこが2人の魅力ですね。そして、静かに始まる波乱の幕開け・・・。

 五条君の心理描写が黒くドロっとしたものなので、海夢への恋心に気付いたわではなさそうですけど・・。嫉妬?海夢の凄さに怖じ気づいた?恋心に気付いたけど自分なんかはふさわしくないとでも思ったのか?

 五条君に自分の衣装と演出が在ったからこそ海夢が輝いたと気づかせてくれるのは誰になるのか?涼香か?おじいちゃんか?ジュジュ様か?それとも今まで居なかった別の誰かか? いずれにしても今の五条君に海夢の言葉は届きにくそうです。

旭が今の二人の状況を知ったら、五条君にぶち切れそうですね・・・・。

終盤はおじさんたちが登場。ハニエルの正体がギャルの女子高生とは知らずに盛り上がっています。

💛98万にも何処吹く風の海夢。海夢らしいですけど、今はそれどころではなさそうです。

この波乱を乗り越えたら、ついに二人は結ばれるのか?ヤバい、絶対盛り上がるヤツですね。次巻、14巻で収まるのか待ちきれません。

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