お笑いタレント・有吉弘行(49)がパーソナリティーを務める12日放送のJFN「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」(日曜後8・00)に生出演。テレビ朝日「アメトーーク!」などの演出で知られる加地倫三プロデューサー(55)から所属事務所の若手芸人たちに対して“苦言”を呈されたことを語った。
ことの発端は「アメトーーク!」のネット配信番組「アメトーーク!クラブ」の『太田プロ若手芸人』での事。珍しく有吉の楽屋にやってきた加地Pは、「有吉、あの…今までのアメトーークの中で、アメトーーク史上最もおもしろくなかった。驚いたよ。有吉さ、ちゃんと若手に言わないとヤバいよ」と告げたという。
その収録には土田照之が付き添いとして参加しており、有吉は「土田さんも相当汗かいたっていうウワサは聞いてます」と焦っていたというウワサを耳にしていた。
『太田プロ若手芸人』出演者は誰?
今回の収録に出演した芸人は、さすらいラビー、青色1号、梵天、ハマノとヘンミ、センチネルの5組。
若手とは言え「アメトーーク!クラブ」に出演しているから、お笑いライブなどに詳しいファンの間では、名前を知られた将来有望な芸人たちなのだろう。
一般的にはまだあまり知られていない彼らについて調べてみた。
さすらいラビー
さすらいラビーはツッコミ担当の宇野 慎太郎(うの しんたろう)(32歳)と中田 和伸(なかだ かずのぶ)(32)が2014年に結成した。一見すると身長159㎝の宇野と185㎝の中田の身長差に目が行ってしまうが、漫才、コントともにネタはしっかりしていて面白い。宇野は青山学院大学のお笑い同行会、中田は一ツ橋大学卒のお笑いサークルに所属していた。
M-1グランプリ | 2021年、2022年準々決勝進出 |
キングオブコント | 2023年準決勝進出 |
ABCお笑いグランプリ | 2021年決勝進出 |
太田プロライブ月笑2019 | 2019年間王者 |
M-1やキングオブコントなどメジャーな賞レースではあと一歩のところまで来ており、2023年THE MANZAIプレマスターズでは1位を獲得しTHE MANZAIマスターズに出演している。
青色一号
青色一号はボケ・ネタ作り担当カミムラ(33歳)、ツッコミ担当の榎本 淳(えのもと じゅん)(31歳)、ボケ担当の仮屋 想(かりや そう)(32歳)の三人が2017年に結成した。
主にコントで2022年第43回ABCお笑いグランプリでは決勝に進出した。漫才を演じることもあり、2016年と2017年にはM-1グランプリに出演している。
オーソドックスな設定でもしっかり笑いを取ってくる実力派だ。
梵天
梵天はツッコミ・ネタ作り担当の姉薪子(まきこ)(29歳)とボケ担当の妹しおたむ(27歳)の姉妹による漫才コンビ
沖縄県出身の二人は、蒔子が琉球大学卒業後新聞記者/ライター業にしおたむは関西学院大学卒業後システムエンジニアをしていた。
2021年太田プロエンターテイメントカレッジ東京校芸人コース(19期生)に入学し、2022年に卒業した。
2022年に『女芸人No.1決定戦 THE W』で準決勝進出、2023年には決勝戦に進出している若手のホープである。
ハマノとヘンミ
ハマノとヘンミはボケ・ネタ作り担当の濱野 将大(はまのまさひろ)(29歳)とツッコミ担当の逸見 亮介(へんみ りょうすけ)(29歳)のコンビ。
2018年に太田プロエンタテイメント学院で出会いコンビを結成した。
2021年からキングオブコントに出場し、2022年、2023年は準々決勝まで進んでいる。
テンポよくボケを入れてくるコントは見ていて飽きない。
センチネル
センチネルはボケ担当のトミサット(31歳)とツッコミ担当の大誠(たいせい)(30歳)が2018年に結成。
ウガンダ人の父を日本人の母を持つハーフのトミサットと身長182 cm、体重115 kgの巨漢の大誠のコンビ。トミサットは父の実家と村がゴリラに乗っ取られたという逸話を持っている。
M-1グランプリは2、3回戦敗退、キングオブコントでは準々決勝敗退と今一歩であるが、多くの若手芸人のブレイクの切っ掛けとなっているバラエティー番組『ゴッドタン』の企画、「若手知ってんのか2022ランキン」の 『今のバラエティで売れそうな芸人部門』1位」になっている、売り出し中のコンビだ。
千鳥も若手の頃はひどかった
今回出演した5組はネタは面白いし、賞レースでもあと一歩のところまでの結果を残したりと、若手の芸人の有望株だが初出演のアメトークclubは不発に終わってしまったようだ。しかし、今では売れっ子芸人になった千鳥も、アメトーーク初出演となる『baseよしもと芸人』ではさんざんな結果に終わっている。
加地Pも自身が出演する『アメトーククラブ』のコーナー「Pラジオ」に千鳥が出演した際に、「アメトーーク」初出演の時は千鳥はひどかったとコメントしている。
だが千鳥が売れた今では、『baseよしもと芸人』の回はネタとして同番組内で何度も使われており、見るたびに大きな笑いを取っている
今回加地Pの苦言の的となった若手芸人達の中にも、将来千鳥の様に売れて過去の失敗を笑いに変えれる日が者が現れるかも?
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